ドイツ・ライプツィヒにある聖トーマス教会は、古くは12世紀に原形となる教会が存在したというほど歴史ある教会です。
音楽監督はトーマスカントルと呼ばれ、バッハもその一人です。バッハはトーマスカントル就任後に毎週、年間約50曲のカンタータを作曲し、マタイ受難曲もここで初演されました。
何よりバッハの眠るお墓があることで有名な教会です。
今から30年ほど前、バッハに会いたい一心でライプツィヒにやって来た、ほぼ無一文の髙野。当時の牧師はそんな彼を優しく迎えてくださり、なんと牧師館に寝泊りさせてくださったのです。居候をしている間は、バッハのお墓に毎日お花を供えるお手伝いなどをして、バッハの面影と共に過ごしました。
それは現在の「髙野昭夫」を語る上で欠かせない奇蹟のひとつです。
10年後(今から20年前)、髙野は日本人で初めて(外国人では500年ぶり)、聖トーマス教会で結婚式を挙げます。このことは地元紙でも取り上げられ、話題となりました。
そして本日、正式に聖トーマス教会の広報を担当することになりました。皆さまもライプツィヒへお越しの際は、是非ともお立ち寄りください。